商品詳細

粟田口写し
短刀 慎平作
  昭和六十年八月
Tnto(Kato-Shipei)

商品番号No,K00227価格参考品
登録証栃木県昭和61年5月16日発行
栃木県
時代現代-昭和60年
刃長25.1cm(7寸6分1厘)
元幅2.5cm
元重0.6cm
形状平造、三ツ棟、身幅やや広い。
小板目つみ、地沸細かによくつき、地景入り、冴える。
刃文直刃基調に物打ちに小互の目交え、中程に湯走り風の二重刃入利、匂口明るい。
帽子直ぐに小丸に返る。
表裏棒樋を掻き流す。
生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。
附属品白鞘・銀一重鎺
詳細説明加藤慎平氏は、昭和50年に、当時の刀剣界の最高峰と謳われた人間国宝・宮入行平氏に入門し、2年後、師の死去により、宮入一門の兄弟子である山形県羽黒町の上林恒平氏の元で5年間修業した。初出品となる(財)日本美術刀剣保存協会主催の新作刀展でいきなり努力賞を受賞、その後も毎年300人いる刀工の中から100人前後が出品するこの展覧会で短刀の部門で4年連続で優秀賞を獲得(内トップを3年連続で受賞)するなのど、今や現代刀工を代表する1人だが、その熾烈な美学がさらなる高みへと突き動かし、目標とする名工・正宗が完成させた相州伝の再現に今日も鋼を鍛え抜く。本作は直刃基調に物打ちに小互の目交え、中程に湯走り風の二重刃入利、匂口明るいなど粟田口の短刀を写した一振りである。
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